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2017年7月16日説教

説教タイトル:公然と語るイエス
聖書箇所:ヨハネによる福音書7:25-36

論壇 信仰義認Ⅳ
 ルーテル世界連盟とカトリック教会が「義認の教理に関する共同宣言」において合意したことの意義について考えます。このことは、宗教改革500年を迎える「思考の枠組」に関係します。
 500年前にカトリック教会から分裂してプロテスタント諸教会が誕生したことを神の摂理と感謝し、各教会・教派が自分たちの立場と伝統を確認する機会とすることも一つの姿勢です。
 「共同宣言」を作成したルーテル世界連盟とカトリック教会は、宗教改革によっておこった西方教会の分裂を、今日から見ると不幸なできごとであるとみなし、関係を改善するために協議し、互いに歩み寄ることを目指しました。その成果が「共同宣言」であり、相違を乗り越える協議は今も継続しています。
 義認の教理において、双方が全面的に一致したわけではなく、相違も残っています。それでも「なお残っている相違は、義認の理解の用語、神学的表現また強調点におけるものであって、受容できるものである。・・・そこに相違があっても、互いに開かれており、基本的諸真理に関する合意を無にするものではない」(共同宣言40)という認識です。分裂の直接の原因といえる義認の教理について、合意を重視するという枠組を実践したことに特別な意義があります。合意点は、論壇No.26に記した四・1~7です。
 合意点より相違点を強調するなら、「共同宣言」作成はどだい無理であり、その考え方がそれまでのカトリックとプロテスタントを支配していたといえます。また、一つの教会・教派を目指すなら相違点が目につきますが、さまざまな協力を行うこと、共同の礼拝と聖餐式、教職の相互承認など、その手前までの関係改善であれば、別の思考の枠組も可能です。これが「共同宣言」作成を可能にしました。
 500年前は互いをゆるしがたい異端と考えましたが、今日はいわば他教派として認めています。それゆえ、対話・交流はキリスト教とはいかなる宗教であるかを考えるよい機会になります。
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