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2016年5月29日説教

説教タイトル:苦難と栄光
聖書箇所:ペトロの手紙Ⅰ1:10-12

論壇 終りの時
 ペトロ書を朝拝で取り上げています。この書はキリストにあって救われた者がどのように生きるべきかを具体的に教えるために書かれました。キリスト教における救いそのものについては、すでに知っていることが前提となっています。基本的なことですが、前提となっているキリスト教の救いについて整理しておきます。
 1.イエス・キリストが唯一の救い主。「死者の中からのキリストの復活」(Ⅰペトロ1:3)とあるとおり、キリストの死と復活に私たちの救いの根拠がある。キリストの死は、罪を償うための身代わりの死。復活は、永遠のいのちの現れ。キリストは、復活でありいのちであって、このキリストにあずかることで人は救われる。
 2.キリストを救い主と信じるとき、キリストの死と復活にあずかることで、罪と死の支配から解放され、新しい人に造りかえられる。これを新生、あるいは再生という。「新たに生まれさせ」(1:3)はこの意味。この世にあって、すでに永遠のいのちに生きる者とされるのであり、これを一般に「救われた」ともいう。復活のキリストにあずかっているので、復活を信じ、これをまことの希望、「生き生きとした希望」(1:3)とすることができる。
 3.キリストにあって死に、世を去るとき、霊魂はまったく清くされて直ちに栄光に入り、体はキリスト共に復活まで墓で休む(ウ小教理問38)。この世は続いていても、当人の人生は終わりを迎え、栄光のキリストのもとにあげられるゆえに、個人的終末の到来。
 4.栄光のキリストが再び現れる。「イエス・キリストが現れるとき」(1:7,13)、「キリストの栄光が現れるとき」(4:13)、「大牧者がお見えになるとき」(5:4)など。この時、キリスト者は栄光ある者に復活し、永遠の国に受け入れられる。ここにおいて、キリストにある救いが完成する。これが聖書が教える終末であり、破壊・崩壊ではなく、万物が更新され、キリストにある救いが完成するとき。

2016年5月22日説教

説教タイトル:喜びに満ちて
聖書箇所:ペトロの手紙1:3-9

本日の論壇はございません。

2016年5月15日説教

説教タイトル:教会のはじまり
聖書箇所:使徒言行録2:1-13

論壇 聖霊降臨
 本日は、ペンテコステ(聖霊降臨)を記念した伝道礼拝です。
 福音書において、聖霊とイエスの特別な関係が記されています。おとめマリアは聖霊によってイエスをみごもったこと、イエスが洗礼者ヨハネから洗礼を受けたときに聖霊が鳩のような姿でイエスに降ったこと、聖霊に導かれて荒野におけるサタンの誘惑を受けたことなど。聖霊はイエスの救い主としての働きを支えて成就させた方でもあります。
 旧約聖書レビ記23:15などに、過越の祭りの50日後に行うように命じられていました。イエス・キリストが十字架につけられたのが過越の祭ですから、その50日後の祭りのとき、聖霊が弟子たちの上に降りました。
 イエスは、ご自分が復活したことを弟子たちに示した後、天に上げられていました。
 それゆえ、イエスにかわって聖霊が与えられたということができます。その目的は、弟子たちすなわち教会が復活したイエスを証し、世界中の人に福音を伝えるためです。そのためには、イエスの救いの御業を導き、成就させたのと同じ聖霊が教会に与えられる必要がありました。この聖霊が共にいることで、イエスの死と復活の正しい意味を理解し、人々に伝えることができるようになりました。復活したイエスが教会と共にいるとは、聖霊において教会に臨在するということです。
 聖霊は弟子たち全体に降ったのですが、「炎のような舌が分れ分れに現れ、一人一人の上にとどまった」とあるように、聖霊は、一人一人の弟子に区別なく、等しく与えられました。それゆえ、各自がイエスをまことの救い主と信じるだけでなく、この救いを隣人に証しする力を得ています。
 このとき世界中のことばで福音を語りえたのは、世界中のことばで福音を伝えることができることを示しています。

2016年5月8日説教

説教タイトル:天に蓄えられた財産
聖書箇所 :ペトロの手紙Ⅰ第1章3~9節


本日の論壇はございません

2016年5月1日説教

説教タイトル:仮住まいの人生
聖書箇所:ペトロの手紙Ⅰ 1:1~9



論 壇 『日本キリスト改革派教会史 2』 (No,18)
今週の5月3日に仙台の東北学院を会場にして日本キリスト改革派教会創立70周年記念信徒大会が開催されます。
70周年を記念して、大会の歴史資料編纂委員会から『日本キリスト改革派教会史 途上にある教会2 創立30周年から50周年まで』が出版されました。1冊2000円です。
創立50周年時に、創立から30周年までをまとめた『日本キリスト改革派教会史 途上にある教会』が出版されましたが、今回のものはその続編にあたります。
大雑把にいって、40周年までは高度経済成長の余韻がまだ残っていたが、40周年をすぎると経済的な成長は実態の伴わないバブルといわれるものになり、その後失われた10年といわれる時代がおとずれます。改革派教会においては、矢内、榊原という指導者が退き、第三世代と言われた新しい世代が教派の運営を担うようになっていきました。
40周年以降に伝道の宣言を作成する声が強くだされ、50周年に「伝道についての宣言」が採択されます。これは伝道の不振が危機感として実感されるようになったことを意味しています。そのような観点から読むことも、今の教会の現状を理解するためには必要です。40周年後にも、北九州中会を作ることを目標にした国内伝道委員会の提案と記念開拓伝道の実施がなされましたが、この構想は60周年前後に断念することになります。
女性教職・長老問題は40周年以降に取り上げた課題です。榊原先生が『女性役員論』(1990年)を出版したことで始まったのですが、このことが記されていないのは残念です。
「統計編」には2015年までの統計表が載っており、大雑把な創立からの教勢がわかります。これから教派全体の伝道がいつ頃から停滞をはじめたのか推測できます。